油買うもよし、売るもよし。楽しく老いるためのオイル日記
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兼好診断(11)鰹

テーマ:よもやま話
一昨日の日経新聞に、これまで割高だったカツオの価格がようやく平年並みに落ち着いてきた、と書かれておりましたが、カツオのたたきは私の大好物の一つでもあり、大変嬉しいニュースです。


徒然草 第百十九段

鎌倉の海に、鰹と言ふ魚は、かの境ひには、さうなきものにて、この比もてなすものなり。それも、鎌倉の年寄の申し侍りしは、「この魚、己れら若かりし世までは、はかばかしき人の前へ出づる事侍らざりき。頭は、下部も食はず、切りて捨て侍りしものなり」と申しき。 かやうの物も、世の末になれば、上ざままでも入りたつわざにこそ候れ。

さて、この時期旬を迎え「初鰹」として珍重されるこの魚も、兼好法師にかかってはたまったものではありません。「カツオは今でこそもてはやされているが、昔は身分の高い人の食べるものではなかった。こんなものを食べるようになっては世も末だ」と言い放ちます。

なんだか、昔は猫もまたいだというマグロのトロを現代人が争って食べているという現象を連想させる文章ですが、もともとカツオは生で食するものではなく、乾魚として食されたのですね。今の鰹節とは違い、煮て乾燥したものだったようです。

いずれにしても、もともとは「堅魚」と書かれていたようですが、干して堅くなった魚なので、後に「鰹」という国字が作られたようです。魚偏の漢字の多くは国字、すなわち日本で作られた字なのですが、実は「鰹」という漢字は中国にも元々存在しましたが、それは別のものを意味したようです。

さて、それは何だったのか?なんと「大うなぎ」のことだったので~す。先日も書きましたが高騰するウナギ価格。文字通り、主婦の財布の紐が堅くなる魚ですね。



鬼嫁

テーマ:よもやま話
「鬼嫁」。自らそう称しておられるブロガーさんもいらっしゃるようですが、結婚生活もある程度経過いたしますと、嫁が「鬼」になる瞬間を体験したことがある方がほとんどではないでしょうか。

リクルートの情報誌「ゼクシィ」が男女200人に行った調査によると、男性の9割が「恐妻家」であると答えたのに対し、「恐妻」を自認する女性はわずか3割にとどまっていたそうです(日経新聞より)。男性の方が一方的に怖がっている構図ですね。

では、なぜこうした鬼嫁と恐妻家の関係が生まれるのか?誕生の法則は3つあるそうです。

1.「釣った魚に餌はいらない」: 日本では結婚したら妻を放っておくようになる夫が多い。夫は一緒に過ごす時間が少なくても、それがほどよい距離感を生んでいると思うのに対し、妻は夫は自分の都合だけで動いている。夫婦でないみたいと感じる。

2.「夫の不用意な発言にツノが」: 身勝手な夫の言動をこらえ、家庭を切り盛りする妻に夫が不用意なセリフを吐くと妻も堪忍袋の緒が切れて、むくむくと鬼のツノが生えてくる。夫は家事の手伝いをしているつもりでも、妻側は「楽しいところだけやって不手際は自分が尻拭いしてばっかり。ありがとうの一言もない」と。

3.「夫が白旗をあげるのが早すぎ」: 多くの夫は妻と争うなどという大それた気持ちはない。怒られる理由がわからなくても、早々と白旗をあげ、誤り怒りが収まるのを待つ。これに対し妻は「悪いと思ってではなく、怒られたくないから謝るのはずるい。きちんと向きあってくれないから余計に腹が立つ」というわけです。

鬼嫁はこの3つの力学が重なることで生まれ、世に恐妻家が増殖し、さらに冷え込めば会話もなくなる。夫婦は合わせ鏡。夫が妻に思いやりや気遣いを見せなくなるから妻もそうなる、と書かれておりました。

釣った魚にもそうでない魚にもマメに餌を配るお方、歩く白旗ともいえる超恐妻家等、ブロガーさんにもいろいろいらっしゃるようですが、さて、皆様のお宅はいかがでしょうか?

いまだこんかつ

テーマ:よもやま話
先日、滋賀夕刊をながめていたら、下段の広告欄に「婚活パーティ」の文字が。最近、やはり流行って来ているのでしょうか?昔は、親戚のおじさん、おばさんが「あんた、あの子どうやいな」とか世話焼いたり、仲人という今考えると合理的なシステムもありましたけどね。

さて、この広告欄、細かく見ていると結構面白いです。まず「口コミで良いと評判です」と書いてある。何が良いのか?集まる若者の質が良いのか?結婚成就率が高いのか?いずれにしても、宣伝文句にそれを書いてしまっては最早口コミではなかろ?

さらに、「某有名店スイーツケーキ&フリードリンク付き」とある。某有名店とはどこなのか気になりますよね。こっちにこそ、口コミで良いと評判の店です、とか書いてほしい。

肝心の参加資格なんですが、男女とも20~39歳となっております。そうか、40代はあかんのかぁ。最近はアラフォーとか言いますからね、せめて44歳くらいまで上げたってもらえませんやろか。しかも身分証明書をご提示お願いします、だと。ハナから年齢詐称を疑ってやんす。

でね、女性は年齢以外の限定は無いんですけどね、男性は「正社員・高卒以上・年収300万円~」という条件付きなんですね。男は辛いねぇ~、いつの世も。参加費用は男性が5,000円、女性が2,000円。

なんか、すっかり宣伝してしまってますやん、私。ていうか、ここのTEL/FAX番号、うちのFAXと局番違いの同一ナンバーやんかい。間違って申し込みのFAX流れて来んかつ?

すご~甥

テーマ:よもやま話
昨日の滋賀夕刊のトップ記事にもなってましたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、近くに住む私の甥(姉の息子)がどえらいことをやってくれました。5/13に福島で開催された全日本デュアスロン選手権で見事優勝し、9月にフランスで行われる世界選手権に日本代表として出場することに。

デュアスロンというのは馴染みがあまりないかもしれませんが、トライアスロンなら聞いたことがありますでしょ。ラン、バイク(自転車)、スイム(水泳)の3つで争う鉄人レースね。トライが3種目ならデュアスロンの方は2種目ということで、スイムが無く、ランとバイクで競われます。

甥は学生時代もトライアスロンで活躍し、学生チャンピョンにもなっていたので、それを思えば意外な結果ではないのかもしれません。しかし、大学卒業後数年間の社会人生活を送った後、今は長浜に戻って来て家業に専念している身。

てっきり体が鈍らない程度に趣味的に活動をしているものとばかり思っておりました。姉から聞いた話では、現在でも毎日ランニングのトレーニングは欠かさず、定休日には自転車で遠出をするなど大会に向けて彼なりにできる範囲の練習を重ねてきたようです。

しかし、彼の生まれた時のことを考えると、こんな風に成長するとは予想だにしませんでした。何せ未熟児として誕生し、生まれたばかりの彼を見て私の叔母が思わず手を合わせて拝んでしまったそうです。彼の先行きを危うんでの自然な行為だったのかもしれません。

幼児期は喘息を患い心配しましたが、小学校で水泳、中・高では陸上を行なうに連れ体も丈夫になり、県内でも上位の成績を残すようになりましたが、まさか大学でトライアスロンに挑戦するとは。

彼に天賦の才能があったとは思いませんが、とにかく努力がすごい。高校の時は毎日虎姫高まで走って通ってましたし、大学の時も自分に厳しく妥協すること無く日々練習に取り組んだようです。

現大リーガーの松井秀喜選手のことを「努力できることが才能だ」と評した人がいましたが、まさに甥の場合もそれか。いやむしろ「好きこそものの上手なれ」なのか。好きなことを平々と繰り返す力。名前通りですな。Kちゃん、本当におめでとう。

悪い奴ほど良く眠る

テーマ:言葉・漢字
昨日20歳の誕生日を迎えたうちの息子。GWに帰省した時に、ブログネタにせよと言わんばかりに「お父さん、ちんぷんかんぷんの語源知ってる?」。いや、それこそちんぷんかんぷんですわな。

大辞泉には「珍紛漢紛」という字が書かれており、「珍紛漢」に同じとあります。で、その「珍紛漢(ちんぷんかん)」の漢字はすべて当て字で、もと儒者の用いた漢語を冷やかした語とも外国人の口真似からともいう、とも書かれています。

これを読んでもちんぷんかんぷん。しかし、息子の解説は説得力あり。中国語で「ティンプトンカンプトン」という言葉があるそうで、「ティンプトン」は「聞いてもわからない」、「カンプトン」は「見てもわからない」という意味。漢字で書くと「听不懂,看不懂」となるそうですわ。偉い!ちゃんと大学で勉強してるやん。

調子に乗った息子、今度は何を言い出すかと思いきや、「あのなぁ、ぐっすり眠るの『ぐっすり』は、英語のgood sleepから来たるらしいで」。「え!まじ?」と思わず聞き返したものの、これは出来すぎではないでしょうか。

そう言えば、あまり芳しくない評判の会社や人に対して、うちの母などは「きっと、あそこはぐっすり儲けてやあるはずや」と言います。なるほど、悪い奴ほど良く眠る。
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