北海道フェリーの準備
今日は予定変更して・・・
北海道からR22を滋賀県までフェリー(運ぶ)しますのでその準備のお話です。
週末に北海道からR22を滋賀県までフェリーします。
普段は北海道にある機体ですが、年に一度の滞空検査の為に滋賀県まで運ぶ必要があるのです。
長距離のクロスカントリーフライトはアメリカ大陸横断以来となります。
もちろん距離や時間は比べ物にはなりませんが、アメリカ大陸横断の時にはインストラクターと一緒でしたのでほとんどインストラクター任せのところがありました。
しかし、今回はすべて自己責任でのフェリーですので緊張の度合いが違います。
まずはどの空港におりて給油をするかをチャート(空の地図)と「日本の空港」を見て決めて行きます。
同時にR22が必要とするAVGASという種類の燃料がない空港もありますので注意が必要です。
そこで、おおまかな予定として
丘玉空港
青森空港
秋田空港
新潟空港(宿泊)
富山空港
という予定を考えました。
次に各空港に駐機場の予約を入れます。
「何日の何時から何時に予約をお願いします。」
そして、予約が取れたら今度は燃料屋さんに燃料の予約をいれます。
ここで、要変更が二点発生!!
一点目は秋田空港の燃料屋さんが車の修理の為にAVGASがない!とのこと。
しょうがないので秋田空港の予約をキャンセルして花巻空港に予約を入れます。
花巻空港は内陸に入るので飛行距離がのびてしまいます。
二点目は宿泊予定の新潟空港で機体のステイはできないとのことでした。
積雪の可能性があるので除雪の邪魔になるとの理由です。
これもしょうがないので一つ手前の庄内空港で宿泊の予定を入れました。
庄内空港はもともとAVGASがない空港なので本当なら着陸せずに上空を通る予定だった空港です。
その他の変更は
スタートが丘玉空港だったのですが、場外へリポートからのスタートになったことです。
空港なら公共交通機関があるのですが、場外となると田舎にあることが多く、タクシーくらいしか移動手段がありません。
ちょっと心配しましたが、オーナーさんが近くの駅まで迎えに来てくれるということでしたので安心しました。
また、富山空港は燃料が配達料が別途かかり高くなるので知り合いの場外で給油してもらえることになりました。
ということで、今現在の予定は
新篠津場外(スタート)
青森空港(給油)
花巻空港(給油)
庄内空港(宿泊)
新潟空港(給油)
山藤場外(給油)
東近江場外(ゴール)
となりました。
しかし、これはあくまで予定なのです。
天候に左右されやすい小型機ですので当日フライト直前にならないと、また場合によっては飛び出してからも予定変更はあります。
飛び立つ前なら電話で各空港と燃料屋さんにキャンセルや新しい予約が必要ですし、飛び立ってからは無線を使って変更内容を伝えないといけません。
航空関係なら天候で・・・という理由で通じるのですが、ホテルの宿泊予約はそういうわけにはいきません。
ので、予約が出来ない。もしくは、キャンセル料を覚悟で予約することになってしまいます。
で、今回は前日0:00までならキャンセル料がかからないホテルを仮予約しました。よかった・・・。
もちろんその他には飛行予定航路を決めたり、その方角と距離、時間等を調べておかないといけません。
こんな感じでフライト前にはたくさんすることがあるのです。
今日の一枚
速水小学校です。
今日はココまで・・・。
次回の予定は「北海道から滋賀県までのフェリー」です。
お楽しみに。
ヘリコプターの航空工学 ドリフト編
今日は東近江まで事業用の勉強の為に行ってきました。
前回勉強したことをテスト形式で質問されましたが・・・。
答えられず・・・。やばい・・・。
がんばって勉強あるのみです。
さて、今日は「ヘリコプターの航空工学 ドリフト編」のお話です。
前回トルクの話をしましたが、メインローターの回転と反対に胴体が回ろうとする力が働きます。(反動トルク)
それを打ち消す為にテールローターが横方向に推力を発生し、胴体が回転するのを止めています。
このテールローターの推力が問題を起こしてくれるのです。
ドリフト:
ヘリコプターはテールローターの推力によりその方向に水平移動しようとする傾向を持ちます。
テールローターから発生されている推力はそれほど大きくはないのですが、発生している以上ヘリコプターはその方向に移動しようとします。
この傾向をドリフトと言います。
これを打ち消す為、スワッシュプレートをあらかじめ推力発生方向と逆に傾けて取り付けています。
これによりドリフトに対抗する力をメインローターにより発生させています。
R22は、サイクリックを中立位置にするとスワッシュプレートが左方向に約3度傾くように調整されていて、これによりドリフトが打ち消されています。
今日の一枚
4歳の息子(小さなパイロット)です。
今日はココまで・・・。
次回の予定は「ヘリコプターの航空工学 ジャイロスコピックプリセッション編」です。
おたのしみに。
ヘリコプターの航空工学 トルク作用編
今日は「ヘリコプターの航空工学 トルク作用編」のお話です。
トルク作用 ニュートンの第三法則では「全ての反作用はくわえられた作用と同じ量で且つ反対方向に働く」と定義されています。
ヘリコプターではエンジンが駆動している場合だけに作用と反作用が表れます。
つまり、エンジンの駆動によりメインローターが反時計回りに回転する時、胴体はその反作用で時計回りに回転してしまいます。
この反作用現象をトルク作用と言います。
今日の一枚
若狭へリポートです。
今日はココまで・・・。
次回の予定は「ヘリコプターの航空工学 ドリフト編」です。
おたのしみに。
ヘリコプターの航空工学 メインローターシステム編
今日は市民体育館で卓球をしてきました。
ここでビックリなのは、卓球の利用料です。
大人、こども同料金で、しかも4歳の子もお金がいるんです。
長浜市ってなんてセコいんでしょう??
4歳の子が大人と同料金なんて聞いたことがありません。
普通は小学校に入学までは無料なんでは??
小学生はこども料金なんでは?
まじで、長浜市の姿勢(市政)に対してびっくりしてしまいました。
この辺の改革、新市長さんよろしくお願いしますよ。
さて、今日は「ヘリコプターの航空工学 メインローターシステム編」です。
ヘリコプターのメインローターシステムはその取り付け方法により大きくわけて4つに分類されています。
その4つ違いはヒンジの違いとも言えます。そのヒンジについて説明したいと思います。
ローターの回転面に対して・・・
フラッピングヒンジは垂直方向に変化するもの
リードラグヒンジ(ドラッグヒンジ)は水平方向に変化するもの
フェザーリングヒンジはピッチ変化のことをいいます。
半関節型ローター:
2枚のメインローターを持つほとんどのヘリコプターに採用されているローターシステムで、シーソー型ローターシステムとも呼ばれています。
これはシーソーのように2枚のブレードがメインローターハブに固定され、片方がさがれば片方が上がるというシーソーのような動きをします。従って「幾何学的不均衡」は発生しません。
フラッピングヒンジとフェザーリングヒンジを持ちそれぞれの運動を可能にしています。
このシステムの利点は、グランドレゾナンスがないこと、安価であること、格納が少なくてすむこと、機構が簡単でメンテナンス性に優れ、軽量であること挙げられます。
反対にデメリットは、マストバンピングの危険性があること、ブレードの長さが長くなることが挙げられます。
R22、ジェットレンジャーはこのシステムを持っています。
全関節型ローター:
メインローターブレードがフラッピングヒンジ、フェザーリングヒンジ、リードラグヒンジ(ドラッグヒンジ)の各ヒンジを介してメインローターハブに取り付けられているもので、3枚以上のブレードを持つヘリコプターに採用されています。
このシステムの利点は、マストバンピングの危険性がないこと、安定性がいいこと、運動性がいいことが挙げられます。
デメリットは、グランドレゾナンスの危険性があること、格納時に場所をとること、メンテナンスが複雑で高価であることが挙げられます。
MD500、シュワイザー300などがこのシステムを持っています。
無関節型ローター:
フェザーリングヒンジのみを持つ物で、フラッピングやリードラグ運動はブレードの柔軟性により快解消しています。
このシステムの利点は、グランドレゾナンスの危険性がないこと、マストバンピングの危険性がないこと、安定性や運動性がいいことが挙げられます。
逆にデメリットは、とても高価であることが挙げられます。
BK117、シコルスキー76などがこのシステムを持っています。
ベアリングレスローター:
すべてのヒンジをなくし、フラッピング、フェザーリング、リードラグ運動をブレードの柔軟性で解消しています。これにより機構の単純化、メンテナンス性の向上、軽量化を可能にしています。
すでにテールローターに採用するヘリコプターもありますが、序々にメインローターにも採用されてきています。
今日の一枚
長浜市立びわ北小学校です。
今日はココまで・・・。
次回の予定は「ヘリコプターの航空工学 トルク作用編」です。
おたのしみに。
ヘリコプターの航空工学 ヘリコプターの運動編
今日は「ヘリコプターの航空工学 ヘリコプターの運動編」のお話です。
ヘリコプターには縦軸、横軸、垂直軸の3軸を中心に運動を行い、これらはヘリコプターの重心位置で交差しています。
縦軸(ロール)
機種とテールローターを通る軸で、サイクリックを左右に操作した時、この軸を中心にヘリコプターがロールします。
横軸(ピッチ)
ヘリコプターの左右を通る軸で、サイクリックを前後に操作した時、この軸を中心にヘリコプターがピッチングします。
垂直軸(ヨー)
メインローターマストを上下に通る軸で、ペダルを左右に踏み込む時、この軸を中心に機首方向がヨーイングします。
今日の一枚
東尋坊です。
今日はココまで・・・。
次回の予定は「ヘリコプターの航空工学 メインローターシステム編」の予定です。
おたのしみに。
ヘリコプターの航空工学 飛行中の3つのエネルギー編
今日は「ヘリコプターの航空工学 飛行中の3つのエネルギー編」のお話。
ヘリコプターは3つのエネルギーを蓄えながら飛行をしています。
1 ローター回転エネルギー:回転エネルギー=1/2×ローター質量×回転速度の二乗
ローターの回転によって蓄えられるエネルギー(慣性力)
2 前進エネルギー:速度エネルギー=1/2×機体質量×前進速度の二乗
対気速度によって蓄えられるエネルギー
ヘリコプターが空気中を移動することによって蓄えられるエネルギーで、例えば物体が何かに衝突した時の衝撃力と同様なもの。対気速度が早いほど蓄えられるエネルギーは大きくなる。
3 位置(高度)エネルギー:位置エネルギー=機体重量×加速度×絶対高度
地表面から機体までの高度によって蓄えられるエネルギーで、高度が高いほど蓄えられるエネルギーは大きくなる。
以上3つのエネルギーが蓄えられています。
ということなので、エンジンが万が一止まっても、これらの蓄えられたエネルギーをローターの回転に変換してオートローテーションが出来るわけです。
今日の一枚
雲の上です。ちなみに向こうに見える高い山は伊吹山です。
びわ湖の中には竹生島も見えます。見にくいですが・・・。
今日はココまで・・・。
次回の予定は「ヘリコプターの航空工学 ヘリコプターの運動編」の予定です。
お楽しみに。
ヘリコプターの航空工学 飛行中の4つの力編
今日昼過ぎに8号線バイパスの東側低空を1台のヘリコプターが飛んでいましたね。
みなさん見ましたか?
残念ながら私ではないのですが・・・。
たぶん高圧線の巡視フライトだったと思います。
さて、今日は「ヘリコプターの航空工学 飛行中の4つの力編」のお話。
飛行中には4つの力がかかっています。
揚力、重力、推力、抗力です。
例えばヘリコプターが一定高度、一定速度で飛んでいるとします。
ヘリコプター自身の重力が地球に向かって下向きに作用し、揚力が上方に向かって作用しています。
この2つの力(重力、揚力)が等しいとき、ヘリコプターは上昇も降下もしない一定高度で飛行できます。
また、前進飛行の時はローターディスクを前に傾けることにより推力を発生させていますが、同時に空気抵抗による抗力が発生しています。
この2つの力(推力、抗力)が等しいとき、ヘリコプターは加速も減速もしない一定速度で飛行できます。
これらの力のバランスが壊れた時に上昇したり下降したり、加速したり減速したりすることになります。
ホバリングの時にもこれら4つの力が作用していますが、さきほどとは推力と抗力の方向が違っています。つまり、推力は揚力と同じ上方に作用し、抗力は重力と同じ下方に作用することになります。
もちろんホバリングの場合も揚力+推力=抗力+重力となります。
今日の一枚
農園心笙の農舎です。だいたい10mの立方体です。
今日はココまで・・・。
次回の予定は「ヘリコプターの航空工学 飛行中の3つのエネルギー編」の予定です。
おたのしみに。
空気力学の基礎 揚力と空気密度編
今日は「空気力学の基礎 揚力と空気密度編」のお話です。
空気密度が増すと揚力も増加します。
一定の迎え角で空気密度が高い所と低いところを飛行すると、空気密度の高いところを飛行した方が性能は良くなります。
空気密度が高い=高度が低い、気温が低い、湿度が低い、高気圧
空気密度が低い=高度が高い、気温が高い、湿度が高い、低気圧
空気密度は高度10,000フィート(約3,000m)で海面上の2/3程度に減少します。つまり、ヘリコプターの性能は低空ほど良く、高高度に行くに従って落ちてきます。
空気密度は周囲の環境と深く相互関係を持っています。パイロットは飛行している周囲の環境を正確に判断し、機体の性能限界を超えないようにしないといけません。特に高高度、高気温、高湿度、低圧地域での飛行は十分に注意をしないといけません。
今日の一枚
天橋立です。
今日はココまで・・・。
次回の予定は「ヘリコプターの航空工学 飛行中の4つの力編」の予定です。
お楽しみに。
ヘリコプターフライト 東近江から名古屋西編
今日はR44水上機のフライトを行ってきましたのでレポートしたいと思います。
まず、水上機とは?
このようにスキッド(ヘリコプターの足)に浮き袋がついているヘリコプターです。
これがあることによって水の上に着水することができます。(もちろん沈みません)
これの良い所は水上機は水たまりがある所なら航空局の許可なしで離発着ができるということです。
もちろん私有地はダメですが、川やびわ湖やため池など水があれば離着陸できます。
私はこの法律があるから水上機のライセンスを取得しました。
朝9:30に整備工場のある東近江に到着し、準備をしようと思いましたが、雨がぱらついているので時間をつぶすことに・・。
天気予報を見ると、午後から雨もやみ晴れてくるらしい。
ということで、整備氏さんと2人で昼ご飯を食べに行き、帰ってきてからフライトの準備をしました。
水上機なので普通のヘリコプターに比べて準備がかかります。約1時間かけて準備を終え、さらに天候が良くなるのを待ちました。
整備氏さんは陸路で名古屋西まで出発されました。(いろんな道具を運ぶため)
私は天気と風の状況を見ながら待機です。
かなり雲もなくなってきて視程もよさそうだったので出発しました。
今日の空です。かなり遠くまで見えていますね。このように視程が良い時はとても飛びやすいです。
ちなみに今日はとても風が強かったですね。しかし、ヘリコプターは今日のような風でもまったく平気です。
まだ、1日の帰りの方が変な風でしたので揺れました。
岐阜から愛知県に抜け、今回もセントレアTCAにコンタクトしトラフィックアドバイザリーをもらいながらのフライトでした。
名古屋西の風の状況をしりたかったので小牧空港の風の状況を聞きました。
「320at17」320度の方向から17ノットの風でした。
特に問題もなく名古屋西場外へリポートに着きました。
今日はしっかりと決めた通りに飛べたので良いフライトでした。
今日はココまで・・・。
次回の予定は「空気力学の基礎 揚力と空気密度編」の予定です。
おたのしみに。
空気力学の基礎 失速編
4歳の息子がお風呂でいきなりひらがなを読んでいた!
正直びっくり!!
4歳でひらがなが読めるようになるんですね。幼稚園で習ってきたのかな?
で、こどものように頭の吸収が良ければこんなに苦労しないのにな〜と悩みつつ事業用免許に向けて勉強をしている父親ですが・・・。
今日は「空気力学の基礎 失速編」のお話です。
失速(ストール)
揚力は迎え角が増加するほど大きくなりますが、一定の角度を超えると翼面上を流れる空気が渦を巻くようになりスムーズにながれなくなります。
これが失速という現象です。
この状態では揚力発生が極端に阻害され、抗力だけが爆発的に増加し、最終的にローターブレードの回転数を運用範囲内に保てなくなり、墜落する事となります。
失速を起こす角度は飛行形態や空気密度に深く関係し、その時の状況により変化する為すべてに当てはまりませんが、失速の前兆はローターブレードの異常振動で認識する事ができます。
今日の一枚
遠くに見える均等な形の山は「山本山」です。
ロングビーチ場外に向かうときの目印にもなります。
今日はココまで・・・。
明日の予定はフライト予定の為、レポートを行います。
おたのしみに。

