賢母必ずしも良妻ではない

テーマ:気配りのすすめ

 

  たいせつなことは、まずよき妻であることなのである良妻であることが家庭における女性の役割の第一条件なのである。賢母は必ずしも良妻ではないけれども、良妻は必ず賢母なのである。ことさら賢母になる努力をしなくても、良妻であれば必然的に賢母になってしまうのである。

  このことは男性にも当てはまる。よき父であろうとする前に、よき夫であることが求められることはいうまでもない。ともあれ、夫と妻がよき人間関係を保っている家庭は、もうそれだけで家庭教育の場として理想的な環境となるのである。

  外から見た目は教育的で、裕福な家庭から非行少年が出るのは、両親がよき妻、よき夫であろうとせず、そこを素通りして無理矢理よき母、よき父であろうとするからだ。そして子供に何でも頭から教え込もうとする.

  「教育」という字は教と育からなるが、家庭でしなくてはならないことは「教」よりも「育」のほうなのである。育てるためには、赤ん坊から若者の立派な体格になるまでには、二十年もの長い時間がかかる。

  そして心の成長の時間を持つのはやはり家庭である。つまり、両親の生き方を学ぶのである。

  環境づくりと称して個室を与え立派な机を買い与える人がいる。とくに、母親はそういうことに熱心だ。しかし、その物理的環境は申し分ない家庭の両親がロクに話もしない冷え切った間柄だとしたら........せっかくの親の努力も投資も何の役にも立たないだろう。

  それよりも奥さんが、朝ご主人と顔を合わせたとき、「あなた、おはよう」と言える家庭、たったそれだけのことが、どれだけ子供の教育に役立つか。よい環境とは経済力でも学問、知識でも作り出せない。それは豊かな人間性以外にないのである。

コメント

  1. 2010/02/01 17:30
    本当にいつも成程と腑に落ちることが書かれていて感服いたしております。できれば一目で三日月さんと分かる看板にしていただけないでしょうか。
  2. 2010/03/18 16:34
    いつも、面白くて感心するシャレをつかいカンシンしてます。物を使いきる気持ちは大切だと思います。先日指摘されたカンバン出来上がりましたのでよろしく頼みます。

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