本物の漆を求めて 1

テーマ:道具と材料

先日からこのブログで、岩手県の浄法寺というところに行ってきた事は、くだらない内容のブログでお伝えしていますが、今日からはまじめな内容でお伝えしたいと思います。

まず、私が何をしに岩手県まで行ってきたのか?

日本うるし掻き技術保存会という団体があります。この団体は文化庁認定の選定保存技術保存団体です。

その名のとおり「うるし掻き」の技術の継承と「漆」の確保を主目的として、国の助成などを受けながら、活動を展開されています。

その活動の一つに伝承者の養成事業があり、6月から10月までの長期研修と1週間から10日程度の短期研修を実施されています。

私は、その短期研修に参加してきました。

 

なぜ岩手県浄法寺なのか?

岩手県の浄法寺地区は日本産漆の最大の産地なのです。ちなみに日本産漆の年間生産量は1000kg前後といわれておりますが、外国産(主に中国産)を含めた漆の需要量の2%以下の量です。私は毎年数キロの日本産漆を消費しているのですが、個人の職人としてはかなりの使用割合になる?

 

なぜ今回うるし掻き研修に参加したのか?

私が普段使用している日本産漆は流通過程を経て、手元に来たものです。産地で実際に漆の木から漆が取れるところを自分の目で確認し、流通過程を経ていない漆を確認したかった。

地元でも漆の木の植栽をして、将来的には地元の文化財は地元で採れた漆で修復したり、地元の漆を使った作品作りをしてみたい。そんな思いから今回研修に参加してきました。

 

つづく

 

 

コメント

  1. 2009/09/23 14:16
    すばらしいお考えで感服いたしております
    地元の漆って栽培以外にもあるんでしょうか?
  2. 2009/09/23 20:11
    えべっさん
    山に自生している漆の木からは漆は採れないそうです。
    ただ、江戸時代頃までは全国各地で漆掻きがおこなわれていたそうで、山を注意深く探してみるとその頃からの木が見つかるかもしれないそうです。
  3. matsuzawa
    2009/09/26 16:40
    浄法寺漆生産組合の松沢です。
    先日は遠路お疲れさまでした。

    お目にかかりたかったのですが、スケジュールが合わず申し訳ありませんでした。
    後日、今年の浄法寺漆を使われた感想を忌憚なくお聞かせください。

    今後ともよろしくお願い致します。

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漆塗り職人です。
仏壇の製造や山車の修復に携わっています。

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